ゲームプレイ動画共有サービスの注目スタートアップが来日:Kamcord meetup レポート

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こんにちは、先日、Kamcord meetupの開催を担当しました、ビジネス開発統括部のymstといいます。

 

このブログでも何度か取り上げさせていただいたKamcordは、スマートフォンアプリでのゲームプレイ動画の録画・共有を劇的に簡単にするサービスです。ゲームプレイ動画は今非常に成長の期待される分野として注目を集めていますので、アプリデベロッパーのみなさまの中には興味をお持ちの方も多いと思います。

そんな中、先日Kamcord社のCEO Matt Zitzmann氏に来日いただき、パートナーデベロッパーの皆様にKamcordを紹介する場として”Kamcord meetup”を開催いたしましたので、今回はその様子をレポートさせていただきたいと思います!

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開催の経緯

モバイルのゲームプレイ動画は、モバイルゲームの新たなプロモーション&ユーザーリテンションツールとして期待されています。そもそもゲームユーザーは自分のプレイ動画を人に見せたり、人のプレイ動画を見て参考にしたりと、ゲーム動画を活発に利用しています。実際、Youtubeでも音楽に次いで二番目に登録数の多いチャンネルになっています(登録アカウント数7,800万以上!)

そんな中、スマートフォンアプリのゲームプレイ動画を簡単に録画・共有するSDKを世界で初めて開発したKamcord社のCEO兼共同創業者のMatt Zitzmann氏の来日に合わせ、是非デベロッパーのみなさまにKamcordを紹介したく今回の”Kamcord meetup”を開催させていただきました。

同社はアジア市場、特に日本を注力市場の1つとして捉えており、日本のデベロッパー様にKamcord SDKを知っていただく機会として今回のmeetup開催については事前の準備から非常にエキサイトしていました。日本のデベロッパー様に直接Kamcordを紹介できること、また逆に多くのフィードバックをいただける事にとても前向きでした。

当日は突然の雷雨にも関わらず大勢のお客様に来場いただき、会場はほぼ満席の盛況となりました!

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当日は、
・Kamcord社 CEO / Co-founder のMatt Zitzmann氏によるプレゼンテーション
・”進撃の巨人 -自由への咆哮-”プロデューサー hyjinxによるKamcord導入体験談
・Q&Aセッション
・懇親会
というプログラムで進行していきました。

 

Matt氏によるプレゼンテーションの様子

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始めに、Matt Zitzmann氏よりKamcordについてのプレゼンテーションを行っていただきました。
まずは、Kamcord社はどんな会社かについての説明から。Kamcord社は、MITの卒業生3人が創業した(kamcordのKAMは創業メンバー3人のイニシャルを取ったものだそうです)、サンフランシスコ出身のスタートアップです。
2012年に創業し、スタートアップの登竜門として知られるY-combinatorを経て2年で世界に展開している、今まさに勢いに乗っているスタートアップといえるでしょう。

次に、何故プレイ動画が重要なのか?について。

実は、毎月YouTubeでゲームプレイ動画を見ている人は2億5000万人おり、しかもそのうちの33%は携帯端末から見ているのだとか。
日本ではニコニコ動画に限ってみても、プレイ動画は累計160億回視聴され、10億以上のコメントがついているとの事。プレイ動画がユーザーのコミュニティ形成に一役買っている事が見て取れました。

また、KamcordSDKの概要に加え、現状の実績についても触れてもらう事ができました。Kamcord経由で投稿された動画にはインストールへの導線がついているのですが、驚くべきはそのクリック率でした。

なんと、Kamcordで録画され、SNSに投稿された動画からインストールへのクリック率は、10-20%、Kamcordの動画閲覧アプリからのクリック率に至ってはなんと30%に上ります!日々、新規ユーザーの獲得に頭を悩ませているデベロッパーのみなさまにとっては、非常に魅力的な数字なのではないでしょうか。

さらに最近のトピックとしては、Kamcordから動画をシェアできるのはTwitter、Facebook、YouTube、メールと限られていましたが、最近LINEでの投稿にも対応したとの事。日本市場へのローカライズを着実に行っているという印象です。

Matt氏のプレゼンテーションを直接聞ける数少ない機会、という事で、参加した皆様は非常に真剣に聞き入ってくださっていました。終始、英語でのプレゼンテーションでしたが、同時通訳を利用した事でしっかりと理解いただけたかと思います。特に、Kamcordの実績を紹介した部分では、みなさま目を光らせて、メモを取っておられました。プレイ動画がユーザー獲得/リテンションに大きなポテンシャルを秘めている事がお分かりいただけたかと思います。

 

hyjinxによるプレゼンテーションの様子

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続いては、”進撃の巨人 -自由への咆哮-”プロデューサー hyjinxによるKamcord導入体験談です。

進撃の巨人 -自由への咆哮-では、6/19リリースのiOS版で、Kamcordを導入しました。まずは、その導入背景から。

進撃の巨人では、他の人のプレイが気になる、自分のバトルを見せたい、という需要がある事が分かっていたそうです。以前より、自分のバトルを見返したり、同盟内で見せ合う機能はあったものの、より広く共有できる機能にしたい、という事で、Kamcordの導入が決まりました。そこで、シンプルに、バトル終了時の画面に「動画を共有する」ボタンを付けて見る事にしたそうです。

実装自体はシンプルで、ボタンを付ければ、後のUIはKamcordで表示してくれます。ただ、Androidでは端末構成が非常に細分化されている為にQAの工数が大きく、今回はiOS版のみのリリースとしたそうです。

結果、リリース後1ヶ月で、なんと20,000もの動画がシェアされました。ボタンひとつつけるだけでこれだけの数の動画が投稿される事は驚きだった、とのこと。一方で視聴数は43,000と、動画数のわりに伸びなかったそうです。これは、動画視聴への導線を設けなかったことが原因と分析、今後追加していきたいと話していました。

ちなみに、人気の動画はやはり高いレベル帯や、有名ユーザーへの挑戦動画がメインだそうです。ただ、それだけでなく、「○○にやられた」「○○で攻めてみた」と言った、ネタ要素のあるタイトルの動画も人気が出る傾向にあるようです。ユーザーに魅力的なタイトルをつけてもらう工夫もあると、効果的なのかもしれませんね。

プレイ動画には興味があるけど、導入工数次第かなあ・・・とお考えのデベロッパー様も多いかと思います。こちらについては、以前当ブログで紹介した導入方法に関する投稿も是非見てみてください。

続くQ&Aセッションでは質問が途切れる事はなく、非常に鋭い質疑応答が交わされていました。
印象的だったのは、動画をどのように活用しユーザーに見せていくのか、という点についての質問が多かったことです。プレイ動画のポテンシャルについては期待を持ちつつも、具体的にどう活用したらいいのか分からない、という方は、こちらも以前当ブログで紹介させていただいたKamcord導入ベストプラクティスも是非読んでみてください。

 

懇親会の様子

Q&Aセッションの後は、ケータリングをつまみながらの懇親会でした(カプレーゼが非常においしかったです!)。
ここではやはりMatt氏が大人気でした。懇親会が始まった時から終始、Matt氏の周りには常に順番待ちの人だかりができている状態・・・。Matt氏自身がエンジニアなせいか、技術まわりの話で非常に盛り上がっているシーンも見られました。

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各所で上がっていた話題は、やはりKamcordが今後、どのようにユーザーコミュニティを盛り上げていくのか、という点でした。こちらはSDKの導入を考えるデベロッパーの方々にとって、最も重要な観点なのではないでしょうか。こちらには2つの説明があると思います。

ひとつは、実装時の工夫が重要になるだろう、という点です。進撃チームのhyjinxもプレゼンテーションで触れていた通り、ユーザーが動画を閲覧する為の導線を設ける他、ユーザーが魅力的な動画タイトルを付けてくれるよう、うまく促す事も非常に重要です。

もうひとつは、Kamcordの動画閲覧アプリにユーザーを集めていくという点です。meetupの翌日、7/25には、Kamcord Appは100カ国以上のAppStoreでフィーチャーされています!今後、多くのユーザーがKamcord Appからプレイ動画を視聴する事が期待されます。

また、日本やアジア市場に対するKamcord社のスタンスを気にかけている方もいらっしゃいました。結論から言えば、Kamcord社は日本市場を重要視していると言ってもよいでしょう。

Matt氏はプレゼンテーションでも日本のユーザーは1セッション当たりの動画視聴時間が2倍以上高いこと、動画内のインストール導線のクリック率が特に高いことに触れ、日本において高い成果を上げることができている、と話していました。
実際、日本の現地スタッフを採用中である他、LINEでのシェアが既に可能になるなど、より日本のデベロッパーやユーザーにとって使いやすいプロダクトになっていくのではないでしょうか。


懇親会では弊社スタッフからも試遊機を用意し、実際にKamcordを触ってもらいました。プレゼンテーションを聞いただけではイメージがわきにくくても、実際に触ることで録画や共有の簡単さ、UIの柔軟性を実感してもらう事ができたと思います。


ブログをご覧の皆様も、是非Kamcordアプリや、Kamcord SDK導入済のタイトルを試してみてください。実際に触ることで可能性を感じ、想像力が刺激されることと思います。

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まとめ

このようにして、Kamcord meetupは大盛況の中開催することができました。ご来場いただいたデベロッパーの皆様、まことにありがとうございました。
Matt氏も多くの日本のデベロッパー様に会うことができ、非常に喜んでいました。

ちなみに、Kamcord meetupと日を同じくして、7/24(木)にKamcordの動画閲覧アプリがアップデートされました!!コメントやフォロー等のソーシャル機能がいっそう使いやすくなり、ユーザーのコミュニティ形成が促進されそうです。SDKだけでなく、メディアとしても進化していくKamcordに、今後も注目です!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。