【予告編】CEDEC2016:スマホゲーム分析の一歩先へ~ユーザー行動ログとユーザーの感情を結びつける新しい分析手法~

こんにちは。ゲーム事業本部分析部マーケティングリサーチチーム片瀬です。
今回、私は「CEDEC2016でタイトルのような内容で講演させていただくことになりました。

日時:
8月25日(木) 14:50~15:50
※ネット中継も実施(予定)

タイトル:
スマホゲーム分析の一歩先へ
~ユーザー行動ログとユーザーの感情を結びつける新しい分析手法~


 

公式URL:
http://cedec.cesa.or.jp/2016/session/BP/2508.html

 

本稿では、どんな内容なの?という予告編をお届けします。

CEDECに参加予定の方がいらっしゃいましたら、選択肢の1つとしてご検討いただけますと幸いです。また、通常はCEDECの講演は料金がかかってしまうのですが、今回はネット中継も実施されると思いますので、こちらもよろしければご覧ください!

 

私たちの仕事:ユーザーの声に耳を傾けること

講演の予告ということで、まず私たちが担っている仕事について説明したいと思います。

私たちのチームは、スマホゲームで遊んでいただいているユーザーの声を収集・分析し、ニーズを明確化した上で、ゲーム開発・運用やプロモーションに活かす仕事を担当しています。

読者の中には、ユーザーのニーズを理解するために「ユーザーからのお問い合わせ内容、SNSなどを分析しているよ」、あるいは「ログイン日数・頻度、離脱ポイントなどの行動ログを見ているよ」という方もいるかもしれません。

私たちも、SNS分析や行動ログ分析ももちろん行っていますが、それだけでは本当のユーザーニーズを理解することが難しいケースが多々あります。

例えば、

Q. 新規スマホゲームのアイディアがあるけど、どのくらいのユーザーが遊んでくれそう?
A. 類似ゲームのダウンロード数を参考にしよう!類似ゲームは現在200万DLぐらいか。200万人はいける!

Aの問題点:
類似ゲームといえど、外部環境(例:ポケモンGOの出現)、リリース時期、プロモーション施策などにより実際のダウンロード数は変わってしまう!

Q. 運用中スマホゲームの改修の方向性を決めたい。より面白いゲームを提供しよう!
A. ユーザー行動を見ると、ステージXで多く離脱している。難しい?ステージXの難易度を下げよう。

Aの問題点:
ステージXでの離脱理由を安易な仮説に限定してしまっている。

Q. テレビCMを実施しよう!訴求軸はどれがいいかな?
A. やっぱりド派手なバトルとかわいいキャラクターを推すのが目を引くのでは?

Aの問題点:
ターゲットを明確に選定せずに訴求軸を作ってしまっている。従ってターゲットに最適なCMかどうかわからない。

回答の問題点に共通することは、「ユーザーニーズ」を考慮に入れず、回答してしまっていることです。スマホゲーム市場の成熟やそれに伴う開発費の増加、開発・改修期間の長さ、などを考えると、今まで以上にユーザーニーズに沿った一手が求められています。

私たちは、「ユーザーの声」と既存のデータ(SNS・掲示板・行動ログなど)を組み合わせて分析することでユーザーニーズを踏まえたより精度の高い次なる打ち手に活かしています。

 

ユーザーの声を収集・分析する手法って?

ユーザーの声を収集する方法としては、一般に「マーケティングリサーチ」といわれている手法を利用しています。マーケティングリサーチには、大きく「アンケート(定量調査)」と「インタビュー(定性調査)」の2つがあり、DeNAでは目的やスマホゲームの開発ステージ(プロト、ベータ版、運用中など)によって使い分けています。

アンケートは「ユーザーが不満を持っているのはこの部分では?」「ユーザーはこんな機能を待っているのでは?」など仮説があるときに有効です。

逆にインタビューは、「問題があるのはわかっているけど、その理由がわからない」「そもそも、何が問題かわからない」など、仮説の発見や問題の深堀りのために活用しています。

 

CEDECでは、具体的な活用方法について事例を基にお話します。

ここまで、私たちが担当している仕事と手法について記載いたしましたが、やはり実例がないと読者の皆様には、ユーザーの声を活用するイメージが湧かないと思います。

宣伝になってしまうのですが、CEDECではより具体的な事例を基に発表いたします。時間の関係上すべてお伝えすることは難しいかもしれませんが、現時点では例として提示した、

Q. 新規スマホゲームのアイディアがあるけど、どのくらいのユーザーが遊んでくれそう?
Q. 運用中スマホゲームの改修の方向性を決めたい。より面白いゲームを提供しよう
Q. テレビCMを実施しよう!訴求軸はどれがいいかな?

という課題に対し、どのようにユーザーの声を活用したか、という事例と、ログイン日数・頻度、離脱ポイントなどの行動ログとユーザーの声を組み合わせた新しい分析事例の紹介をしたいと考えておりますが、もし「こんな事例があるとよいのに」というご希望などありましたら、参考にさせていただきますので、遠慮なくコメントをいただければと思います。

スマホゲームの場合実際に遊んでいただいているユーザーの顔は見えづらいです。であるからこそ、ユーザーの声を大切にし、より良いサービスの提供に活用いただければと思います。

それでは、8月25日(木)に、パシフィコ横浜でお会いしましょう!

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「Computer Entertainment Developers Conference」(通称:CEDEC)

会期:2016年8月24日(水)~26日(金)
会場:パシフィコ横浜