Eric Edelman氏に聞く-ゲームプレイ動画共有サービスKamcordの効果とは-

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こんにちは。

 

初めてこのブログに投稿することになりちょっと緊張気味のさきやまです。

 

 

 

前回、『ゲームプレイ動画共有サービスKamcordを使ってみた』ではインテグレーションを中心にご紹介しましたが、今回はKamcordを導入するメリットについて、ちょうど来日していたKamcordのEric Edelman氏からいろいろ話を聞く機会があったので、その内容について書いてみたいと思います。

素敵な笑顔のEric氏。当社エントランスにて。Cubeが似合う!

素敵な笑顔のEric氏。当社エントランスにて。Cubeが似合う!

 

ゲームプレイ動画市場

Kamcordそのものに入る前に、まずゲームプレイ動画市場の大きさ、可能性についてお話ししたいと思います。

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上に示した数字はいずれも市場規模そのものを示している訳ではありませんが、コンソールやPCなど他のデバイスのゲームプレイ動画に多くのユーザーが集まり、1/3の人がそれを携帯デバイスで見ているということからも、モバイルゲームのプレイ動画を共有することのポテンシャルを感じていただけるのではないかと思っています。

実際、Kamcordはそんなゲームプレイ動画好きのアイディアから生まれました。

 

Kamcordについて

Kamcord社は2012年、MITのクラスメートだったKevin, Aditya, Matt の3名により設立されました。(お気づきの方もいるかもしれませんが、この3人の名前の頭文字(K・A・M)がKamcordという社名の由来になっています。)

 ”シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール”と言われるカリフォルニアのベンチャーキャピタルYコンビネーター出身で、設立3ヶ月後にはiOSのSDK提供を開始、2013年にはAndroid版SDK、今年に入ってからは日本語を含む他言語へのローカライズを実施するなど、順調に事業規模を拡大しています。

現時点で、世界中で約290のゲームがKamcordSDKを利用し、月間約2,500万人のプレイヤーがこのSDKが入ったタイトルのプレイ動画を利用しています。(Kamcord導入タイトルのうち250を超えるタイトルは日本のアプリマーケットでも入手可能です)これまでに合計して850万本のゲームプレイ動画がアップロードされているのですが、そのうちの40%、約350万本の動画が先月(2014年5月)にアップロードされていることからも、成長のスピードを感じていただけるのではないでしょうか。

そんなKamcordが提供しているKamcord SDKで何が実現できるのか、順を追って説明していきたいと思います。

 

簡単にプレイ動画を録画、シェアすることができます

今でもいくつかのモバイルゲームのプレイ動画がYou Tubeやニコニコ動画にアップロードされて話題になったりしていますが、モバイルゲームのプレイ動画をアップロードするためにはPCはもちろん、動画を取り込むためのケーブルなどいくつかの装備が必要になります。が、Kamcord SDKが組み込まれたゲームであれば、ユーザーは何の装備もいらず、ゲームをプレイするだけで簡単にプレイ動画を録画、シェアすることができます。これまでやりたいと思っていたけれどもやり方がわからない、いちいち作業するのが面倒、と思っていたユーザーが簡単にプレイ動画共有に参加できるようになるのです。

私も実際に試してみましたが、録画自体は自分のプレイの裏で行われていることもあり、プレイそのものに何の影響もなく、簡単に録画、シェアすることができました。

これまではKamcordで録画された動画の共有先としては、Facebook, Twitter, You Tube及びEmailが使われていましたが、最近ここにLINEとWeChatが追加されています。

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また、共有された動画にはそれぞれにストアへのリンクが貼られているため、プレイ動画をみて面白そう、と思ったユーザーはすぐにそのゲームをダウンロードすることが可能になります。

 

録画した動画の加工・編集が可能です

Kamcordで録画した動画は、共有するまえにユーザー自身が手を加えることができます。1つはトリミング。例えば、格闘ゲームをプレイして苦戦していたものの、最後の最後に滅多に出ない技で逆転勝ち、というようなケースを想像してみましょう。最後の技は共有して自慢したい、でも前半のダラダラしたバトルは見せたくない・・・こういう時に見せたい所だけトリミングして共有が簡単にできるのです。

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また、自分のプレイ動画に声をかぶせる(ボイスオーバー)ことも可能なため、いわゆるプレイ実況動画も簡単に作成、共有することができます。

 

ユーザーコミュニティを盛り上げるのに効果的です

ゲームにKamcordを実装すると、自分のプレイ動画を共有するだけではなく、そのゲームをプレイした他の人の動画もゲーム内で見ることができます。いわば、そのゲームに関するコミュニティがゲーム内に存在しているような状況になる訳です。

また、好きなプレイ動画を「今週のベスト動画」としてフィーチャーすることもできるので、例えば「こんなすごいプレイがあるんだ」「こんな面白い動画が撮れるんだ」といった風に、他のプレイヤーの動画を使ってユーザーのゲームに対するモチベーションを喚起することも可能です。

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ちなみに、平均的なKamcordユーザーは、1日に4本の動画をKamcordで見ているそうです。

他にも、動画を絡めたコンテストをイベントとして実施したり、Push Notification経由で新しいプレイ動画を見せて復帰を図るなど色々な使い方が考えられそうですね。

 

数字で見るKamcord

Kamcordがすでに世界で約290のゲームに実装されていることはこのブログの前半にも書きましたが、その他にもEric氏から聞いたいくつかのKamcordに関する数字をこちらで紹介します。(※2014年5月時点の数字)

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上記スライドを見ていただくのが一番早いですが、Kamcordは全世界で現在290を超えるタイトルに導入されています。

また、Kamcordのユーザーは:

  • 1秒ごとに3本の動画をシェアしています

  • 1日に4本の動画をKamcordで見ています

  • 非ユーザーと比べて約3倍そのゲームをプレイする傾向にあり、7日後のリターンレートが2倍という結果が出ています

また、Kamcordが実装されたゲームのDAUのうち、5-10%のユーザーが動画をシェアしています。仮にDAU10万のタイトルがあるとすると、毎日5,000本から1万本の動画が共有される計算になりますね。さらに驚くべきことに、Kamcordでシェアされた動画についている各ストアへのリンクのCTRが10-20%、彼らのアプリ(Kamcord App)では30%のCTRがあるそうです。

ユーザーが自分で共有してくれた動画を見た人がそのゲームに興味をもってストアからダウンロードする・・・その流れがユーザー起点で作れるというのは、ユーザー獲得に日々頭を悩ませているみなさんにとって、かなり興味深い数字なのではないかと思っています。

 

まとめ

ここまで色々Kamcordの機能や効果面についてご説明してみましたが、いかがだったでしょうか。

Kamcordという名前やサービスはまだあまり聞いたことがないという方でも、ゲームプレイ動画のトレンドがこれからモバイルにも一気に来るのでは・・・と少しでも思っていただければ幸いです。

導入による効果は細かい実装の工夫によって色々変化することはあると思います。Kamcordのホームページに行っていただくと、既にKamcordを実装しているタイトルの一覧や各種プレイ動画も閲覧できますので、どんなタイトルに合いそうか、どんな使い方ができそうか、、、など是非色々見ていただければと思います。

また、前回のブログにもある通り実装の手間はそれほど多くはないので、エンジニアの方は是非KamcordのSDKをダウンロードして色々触ってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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